今日は手動決済の目安について紹介したいと思います。
- 利確設定をした後、手動で決済をしてしまうことに罪悪感がある
- チキン利食いをした後に値が伸びて悔しい思いをしたことがある
- 利確目標まで後少しと言うところで値がUターンして含み益を減らしてしまう
決済タイミングって難しいですよね。
今回の記事では、ためらうことなくベストなタイミングで手動決済できる知識をインプットしていただけると思います。
それではいきましょう٩(๑•∀•๑)۶!
手動決済は悪か否か
手動決済には以下の2つのパターンがあると思います。
- エントリー後に利確設定をすることなく相場の様子を見ながら決済する
- エントリー後に利確設定をしたのだけれど利確目標に到達する前に決済する
対して、利確や損切りを設定したら損切りを建値に移動することはあっても利確目標は変更しないという人もいますよね。
結論からいうと、どのパターンの決済方法も利益を残せているなら正しいと言えます。
勝てばどんな方法でもOKなのがFXです(•̀ᴗ•́)و ̑̑
ですので、利確目標到達前に決済することに対して罪悪感を持つ必要は一切ありません。
ちなみに私は、念のために利確設定をしておくけど手動決済になっても当然ぐらいに思っている人間です。
とは言っても、
手動で決済するにしろ予め利確設定しておくにしろ、決済根拠は絶対にあった方がいいです。
トレードの一貫性を保つことができるからです。
しかし、根拠を大切にするあまりハマってしまう落とし穴があるんです。
賢い人は判断を誤る!?
とある専門家がこんなことを言っていました。
専門家
これを聞いた時、私ビビッときました!!
私は賢くない人なので「なんか怖いなぁ、野性の勘が働くなぁ・・・利確!」ってなことを平気でやる時期があったんです。
ですが、
私はこの時期のトレードを分析することで、「怖いから利確しときたい」って思う時のチャートの癖を見つけることができたんですよね。
むやみやたらに利確していると思わせて内なる自分は根拠に基づいて利確している説
大アリだと思います。
今日は、私の「野性の勘を言語化・形式化したらこういうチャートの時でした」っていうのを紹介して行きますね。
- 決済根拠はあるに越したことはない
- トレードスタイルを構築中の場合は野性の勘を整理していくことで根拠を発見できるかも
手動決済その1、反転パターン通りに動かなかった時
トリプルボトムやトリプルトップなどの反転パターンが思うように動いてくれない時、私は手動で決済します。
どういうことかと言いますと、こないだこういうレンジの相場に出くわしたんです。
4時間足でレンジを確認したところからスタート
レンジの下弦で反発後上弦に向かっていく、というシナリオを立て逆張りを狙おうと思いました。
戦略:レンジ下弦で反発するだろうエントリー(=逆張りエントリー)
逆張りとは相場の流れとは逆の方向でエントリーすることを指します。
さらに言うと、反発すると見込んで直近の相場の流れとは逆方向にエントリーすることも逆張りと言われます。
今回は後者の逆張りトレードになります。
しばらくして、4時間足
4時間足ではローソク足が十字線となりました。
1時間足の様子(後述)をみた私は、転換の準備が整ったと感じたのでエントリーをしました。
この時、利確目標はレンジ上弦の手前に設定しました。
きれいなレンジだったので上弦まで伸びる可能性が多いにあると思ったからです。
ちなみに1時間足で見てみると
1時間足では、大きく陰線がついたのちにヒゲが続きました。
ここでトレーダーの多くがこのレンジの下弦を気にしていると思ったので、エントリーに踏み切った次第でございます٩(๑•∀•๑)۶
その後の1時間足
最初のエントリーが先端で決まったことに安堵していると、嬉しいことにトリプルボトムの形になりました(۶•̀ᴗ•́)۶
これは反転のサインです。
上昇トレンドがレンジ上弦まで駆け上がってくれるというシナリオが現実味を増しましたね٩(๑•∀•๑)۶
ここで増玉(IN2)を追加しました。
しかし、トリプルボトムの動きが怪しくなる
ご覧ください。増玉をした直後、トリプルボトムのネックラインで上げ渋りを確認できてしまいました。
ちなみに、トリプルボトムの本来の動きはこう言うものです。
ネックラインで上げ渋るというのはトリプルボトムではあまり見ない動きなのです。
その上、増玉はトリプルボトムができたことを根拠にエントリーをしたので、トリプルボトムの様子が少しでもおかしいなら撤退すべし!
ということで手動で決済しました。
その後、多少は上目線が続いたようですが、急落しレンジの下弦もブレイクしてしまいました。
決済しておいてよかったです。ほっ。
ちなみに59.6pipsの獲得となりました。
このように転換パターンがセオリー通りに動かない場合は手動で決済してしまった方が安全です。
ここで「損切りまでまだ余裕があるし様子見しよ( •̤ᴗ•̤ )」とか
「大枠では上目線なんだから大丈夫( •̤ᴗ•̤ )」とかっていう、甘い思いを抱くと含み益を減らすことにつながります。
こたつ
- 転換パターンの様子が少しでもおかしいなら即決済
- 様子見したい時は損切りをタイトにして安全圏を生み出してから
手動決済その2、伸び率やテンポが乱れた時
こちらは波の長さや傾きに注目する決済方法です。
画像をご覧ください。
上昇の一波一波の長さに注目してみると、最後の波だけ伸び率が低いことが分かりますね。
これはもう高値を更新する力が残っていないことの現れなので、手動で決済した方が安全です。
ちなみにこのトレードの詳細はこちらで確認できます
FXの暴騰・暴落の激しい値動きでドテン売買するコツ|サインに注目!角度に注目したい場合
この画像では最後の波が短いことに加えて、角度が緩やかになっていますね。
これも上昇の力が落ちてきていると疑った方がいいパターンです。
また、波の角度が緩やかな場合は早めに気がつくことができるので早い段階で決済準備をすることができます。
画像に記した理想の決済ポイントは、トレンドの規則性が崩れるとこです。
理想と記しましたが最低限の決済ポイントということもできます。
波の角度が穏やかになったと気がついた時点でトレンドラインを引いて、
トレンドライン下抜けと同時に決済するのが最上級の決済ポイントとなります。
余力がある方は目指してみてください(•̀ᴗ•́)و ̑̑
トレンドラインでの決済法はこちら
FXトレンドラインの役割と活用法 正しい引き方とは一体。。伸び率がUPした場合
伸び率が急激に伸びた場合も反転する可能性が高くなります。
クライマックス買いなどと言われる動きで、天井で売り注文が増えるので反転につながります。
V字の動きなどもこれに似たような性質を持っていますね。
画像の場合は長く伸びた上ヒゲや十字線などで判断して手動決済することができそうです。
伸び率がUPした時は上ヒゲやためらいの動き(十字線やはらみ線含み線など)がでがちなのでローソク足の動きを見ながら決済したいところです(۶•̀ᴗ•́)۶
- トレンドの波の長さや角度に変化があれば決済の準備に入ること
手動決済その3、予想外の抵抗帯が意識されている時
お次は、水平線などの抵抗帯に注目する決済方法です。
エントリーをした後に、
楽々超えていくだろうと思った水平線を前にして動きが停滞してしまうことってありますよね。
また、動き渋っているのを見て初めてそこに存在するラインが見えてくることもあると思います。
そういう時は潔く一旦撤退して相場模様をしっかり掴み直すのがいいです。
全てのラインを意識していたら抵抗帯だらけでシナリオも立てられないし、
動き出してみて初めてどの抵抗帯が効くのかわかることもあるのでこれは仕方がないですね。
- 予想外の抵抗帯を前に動き渋りを確認できたら即決済
ちなみにこの時のトレード詳細はこちらです
移動平均線が役に立たない・環境認識ができない、そんな相場で試したいテクニックまとめ&チキン利食いについて
- 転換パターンがセオリー通りに動かなかったら即決済
- テンポや伸び率が乱れたら決済の準備
- 抵抗帯前での動き渋りを確認したら即決済
以上のことに気をつけるだけで含み益を守ることができます。意外に簡単なことだけですよね( •̤ᴗ•̤ )
もちろん上記以外のチャートの癖もあるので一概には言えませんが、これらに当てはまらない決済はチキン利食いの可能性があります。
自分がビビって利確した時の共通点があればそれは根拠だし、なければ感情的なトレードなので見直してみてくださいね⊂(◉‿◉)つ意識すれば必ず良くなる!
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こないだ育成計画卒業生に教えていただいたこの本!3千円するし、高いしなぁとひるんでいたのですが、Twitterでもちらほら読んでいる人を見かけて気になっていたので購入。
もう本当に値段以上の情報量でした。特に何らかの商売をやっている人にオススメしたいです。お店にきて欲しい、この商品を勝って欲しい、、その願いを叶えるヒントが詰まっている気がします。
あとは、トレードに直結しないとは思いますが、人間の性みたいなのを知りたい人にもオススメです。厳しい通過儀礼を終えた人が自分の属する集団にどんな気持ちを抱くか?とか、2歳児にとっての10cmの壁と50cmの壁の違いとか、権威がもたらす判断力への作用とか、本当に書き切れないくらい興味深いことばかりでしたので是非(۶•̀ᴗ•́)۶
あなたのオススメ本があれば教えてください。