損小利大の本当の意味とは | 勝てない人にこそオススメな損大利小トレード

損小利大はFXトレードの最終形態なのか

FXの勉強をしているみなさんは、「損小利大を心がけましょう」っていう話を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

損小利大とは利確幅が損切り幅より大きいトレードスタイルのことです。

実は損大利小でも損利同等でも、勝率によっては資産を増やすことができるので、どのスタイルを目指すかは人それぞれで構いません。

ちょっと何言ってるか分からないという方は、トレードの本質について語ったこの記事ご確認ください(^^)

FXで勝てない原因|負けトレーダーが勘違いしていること

しかし、「損小利大を心がける」この言葉の本当の意味は勘違いされがちで、

なかなかいい結果を残せない方のなかには損小利大を本当の意味で理解していない方もいらっしゃいます。

損小利大を心がけてるつもりだけど損切りばかりだよぉという方は、この記事から気づきが得られると思います。

ということで、まずは損小利大トレードがどういったものか確認していきましょう。

ここを目指せばおおきな間違いはないのと、本当の意味の損小利大をインプットするためです。

損小利大OKパターン

これは、移動平均線をエントリー根拠においた基本的な戦い方ですね。

特徴をあげるとしたらこんな感じでしょうか。

  • 規則性(根拠)をもとにエントリー
  • 根拠が崩れるところに損切り設定
  • 利確幅は損切幅より広い

これができれば苦労はしませんよね。

ではNGパターンを見てみましょう。

損小利大NGパターン

損小利大にはなっていますね。だけどこれではダメなんです。

  • 激しい値動きに思わず飛び乗っている
  • 規則性を無視してエントリーしている
  • 利確幅から逆算して損切り幅を設定する

これらのようなことをやっていませんか?

エントリーポイントに注目してください。

MAとの乖離があるポイント=勢いよく上昇しているポイントでエントリーしています。

急上昇しているしここで乗れば利益が期待できそうだ٩(๑•∀•๑)۶

って感じで目先の欲に囚われてエントリーしているんですね。

そして、なんとなく利確目標を見つけて

「その利確幅から考えたら損切りは大体この辺に置いておくのがいいだろう」

ってことで損小利大を実現した気になっているのです。

本当の損小利大トレードを目指すなら、これではいけません。

本当の損小利大トレードとは

本来なら損切り幅は利確幅と関係なく決められるんです。

勝ちトレーダー
勝ちトレーダー

MAで反発しているなぁ。MAを下抜けたらトレンドが終わる可能性が高いし、MAの下に損切りを設定すれば安全だな。

損切り幅はできるだけ狭めたいし、MAに近づいたところでエントリーしよう!

というのが、勝っている人の思考順序です。

本当の損小利大トレードとは損切り幅が小さくなるポイントでのみエントリーすることです。

損小利大を実行するまでの流れ
  1. 相場の規則性を見つける
  2. 規則性をもとにエントリーポイントを見つける
  3. 規則性が崩れるポイントが損切りとなる
  4. レートのいく先に抵抗帯がなく利確幅が損切り幅より広くなりそうなら、エントリーポイントまで待つ
  5. エントリーポイントにレートが到達したらエントリーする

ということなんですが、、、

負けトレーダー
負けトレーダー

既にこの流れでトレードやってるの。

だけど負けてしまうのん。

ほんでメンタルがボロボロになってくると、

エントリーポイントまで待てなくなっちゃう日が訪れるってわけ。

こういう方も、いらっしゃると思います。

そんな方に試してもらいたいのが、損大利小トレードです(๑・㉨・๑)これは本当にいい。

負けているトレーダーはこれを試そう!損大利小トレード

損小利大トレードに対して、損大利小トレードというのも存在します。

損切り幅の方が利確幅より広いトレードスタイルのことなんですが、これも勘違いされがちです。

今日は、是非試してほしい損大利小トレードのやり方を紹介します。

おすすめの損大利小トレードのやり方

エントリーや損切りポイントは損小利大トレードと同じです。

ただ、違うのは利確設定です。

利確幅を本来の利確目標から下げて、損切り幅と同等か損切り幅以下にします

となると、デイトレをしようと思っていた人はスキャルピング並の利確幅になりますね。

スイングをしようと思っていた人はデイトレ並の利確幅になります。

損切りは上位足を根拠に、利確は下位足並にという食い違いトレードにあえてするのです。

損大利小トレードのポイント
  • エントリーや損切りポイントは損小利大と同じ
  • 本来の利確目標を掲げた上でその手前で利確する

こういう負け方をしたことはありませんか?

エントリー後、途中までは思惑通りに進んでいくけど、結局は折り返して損切りラインに向かってしまった。

こういう負け方をする人は、身丈以上の値幅を狙っているのだと思います。

10pipsの値幅には存在しなかったドラマが50pipsには1つや2つ、100pipsには4つや5つねじ込まれてくるものです。

最初からドラマを想定するのは難しいので、徐々に狙える値幅を広げていけばいいと思います。

ドラマを想定できる観察眼を身につける過程で、

損切りを繰り返して資金やメンタルを擦り減らすぐらいなら、

10pipsでもいいから利確して今後に繋げた方が未来は明るい説。

これが損大利小トレードを勧める理由です。

利確後は本来の利確目標ラインまでレートがどのような経緯で到達したか確認しましょう。

もちろん、勝率を維持できて資金を残せるなら損大利小を自分のトレードスタイルとして固定するのもありですよね( •̤ᴗ•̤ )

ちなみに損大利小のNGパターンはこんな感じです。

損大利小NGパターン

損大利小にはなっていますが、エントリーポイントに乗り遅れた結果、損大利小にするしかなかった、というパターンですよね。

本来のエントリーポイントをずらしてエントリーするのはよくないです、妥協ですよね。

「エントリー」はエントリーポイントを待ち構えてするものです。

損大利小トレードを実行するまでの流れ
  1. 相場の規則性を見つける
  2. 規則性をもとにエントリーポイントを見つける
  3. 規則性が崩れるポイントが損切りポイントとなる
  4. レートのいく先に抵抗帯がなく利確幅が損切り幅より広くなりそうなら、エントリーポイントまで待つ
  5. エントリーポイントに到達したらエントリーする
  6. 本来の利確目標ラインから利確幅を狭めて、損切り幅と同等か損切り幅以下に設定する
  7. 利確後は、本来の利確目標ラインまでどのような経緯で到達したか確認する

損大利小・損小利大トレードのまとめ

  • 損小利大トレードは損切り幅が小さくなるポイントでのみエントリーするトレード
  • 損大利小トレードは到達するであろうレートの手前で利確するトレード
  • 損小利大にしろ損大利小にしろ、エントリーは根拠のあるポイントでのみする

移動平均線の戦い方を確認したい方はこちらをどうぞ

FX初心者におすすめのインディケーター 迷ったらこれ!移動平均線!

トレードは規則性を見つけることから始まります。

それができるようになったら、自分が狙える値幅がどれくらいなのか意識してみるといいかもしれません。

きっと、負けトレーダー脱却の糸口になると思います。

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