FXの勉強が進んでくると「移動平均線で反発したところでエントリーしたいな」「水平線で反発したところでエントリーしたいな」と、ある程度のエントリー目安を決めることができるようになってきますよね。
しかし、問題はエントリータイミングを取るのが難しいことです。
反転したと思ってエントリーしたら損切られたり、確実に反転するのを待ってみらた乗り遅れたりと、相場に振り回されてしまうのはFXあるあるです。
このページでは実際のトレードをもとに、絶好のエントリータイミングとタイミングの取り方のポイントについて紹介したいと思います。
絶好のエントリータイミングをつかむコツ4つ
実際のトレードの流れに沿って、戦略立てから紹介します。戦略を立てる瞬間にある程度勝負は決まってくるので、まずはここをクリアしましょう。
まず、このような綺麗なトレンドを戦略の材料にします。理由は次の動きが予測しやすいからです。「綺麗な」は「規則的」と言い換えることが可能です。
今回の規則性は移動平均線(MA)で反発していることです。ここで戦略は「MA反発エントリー」となります。
本当は上位足での抵抗帯や流れなどを確認しています。しかし、今回は横筋にそれるので省略します。
詳しい戦略や分析は先日公開しておいた戦略記事で書いてあるので、戦略の立て方がイメージできない方はまずこちらの記事をご覧ください。
【戦略】反転サイン出現のEURAUD、抵抗帯に挑むEURGBP、MA反発狙えそうなUSDJPY- 戦略を立ててからエントリーまで待ち構える
エントリーまで待ち構えるのは、スタートラインに立ってスタンバイしておくのと同じです。戦略立てとエントリーをほぼ同時にするというのは望ましくありません。FXで負け続きの人はまず待ち構えられた時だけエントリーするようにしましょう。
戦略をたててから数日後、無事にMAまでレートが戻してきました。
MA20にやや食い込んだところで、ローソク足が短くなり上げ渋っている様子をキャッチ。
また、最近まで意識されていた水平線(オレンジ)にもタッチしています。
”MA” と ”水平線” のダブル抵抗帯により、反発の可能性は高くなっています。
- 周囲の抵抗帯が味方していないかチェックする
- 抵抗帯に対するローソク足の動きをチェックする
抵抗帯の交点付近にレートが差し掛かれば反発の可能性はあがります。また、ローソク足を確認すれば抵抗帯を意識しているか否かがわかります。
天候によってレースがお開きになることもありますよね。FXもチャート次第では戦略を放棄した方がいいです。
1時間足をみてみると、トリプルトップになりそうな場面であることが判明しました。トリプルトップの右山部分に現在レートは位置していますね。
ここが今回の絶好のエントリータイミングとなります。
- チャートパターンができるまで待つ
- 反転のチャートパターンが出たなら早めにエントリー体制に入る
今回、「オレンジラインで折り返す」というのを2回見送った後に、トリプルトップになりそうだと判断しました。チャートパターンができるまでぐっと我慢です。
この流れで出現したチャートパターンは、日足のMAでの反発を信じろと後押ししてくれる存在です。チャートパターンにならずMAで反発することもあるぐらいですしね。これまでの流れを信じて、パターンが完成しきる前にエントリー体制に入ります。
ようやく、「位置についてよ〜い」と掛け声をされたと考えてもよいです。
トリプルトップの右山部分に注目してください。
上ヒゲ(上げ渋りのサイン)が出現し、ソーサートップになりかけています。このことから、右山も終わると察することができました。
ここでようやく、エントリーです。
ソーサートップや上ヒゲがなかったら左山ぐらいまでは待ったかもしれません。
- チャートパターンの中の小さな反転サインをキャッチする
反転のチャートパターンの頂上部分にも反転サインは出現するので、サインをキャッチ出来次第エントリーです。
とうとう、よーい「ドン!!」とピストルが鳴ったわけです。
チャートからキャッチした「反転しそうな材料」が二重三重に重なる部分、これが絶好のエントリーポイントとなります。
今回の図のように5つのポイントが重複すればかなりの確率で反転を見込めます。
また、トリプルトップが出現しソーサートップや上髭がでても、反転に期待できる材料がバックにない場合は勝負に期待できません。
「反転しそうな材料」は上位足のものが大きく強い材料となります。ですので、上位足から規則性をよみとり戦略をたてた時点で、勝負は決まってくるといえるのです。
大きく強い反転しそうな材料に、どんどん他の反転しそうな材料を重ねていくイメージです。
今回私は以下のFXの知識やスキルを用いて、エントリーまでこぎつけました。
これらの知識があれば、今後同じような展開があればきっとあなたも勝てるはずです。
そしてもちろん、FXの引き出しが多ければ多いほど重複ポイントを増やすことができます。
「MA反発」が「トレンドライン反発」にとって変わったり、「上ヒゲ」が「十字線」に変わったりとバリエーションが増えればエントリータイミングもキャッチしやすくなります。
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せっかくなので、ここからは今回のトレードの結果をサクッとお伝えしていきます。
エントリーから決済まで
ということでエントリーと同時に損切りと利確の設定をしました。
- 損切:トリプルトップの最高値の上に設定(ここを上抜けたらトリプルトップじゃなくなってエントリー根拠がうすれるから)
- 利確:もみあいゾーンの上に設定(意識されそうな抵抗帯だから)
しばらくすると、ゆっくりと下がり始めました。損切りを建値に移動して高みの見物といきたいところですが、いったん見送ります。
まだ戻り高値が建値付近でうろちょろしているからです。私はストレスに弱いので一刻もはやく建値に移動したいのですが、ぐっと我慢です。相場は私のストレスなどお構いなしにうごきます。だから私も自分のストレスを解消しようとあれこれするのはナンセンスです。
でも、建値までとはいかなくても30pipsぐらいは下げてもよかったかもしれません。
ようやく、下降トレンドらしく高値が切り下がってきました。これでようやく「戻り高値の上」兼「建値の下」に損切りを移動することができます。
これでひとまず安心です。
その後は1時間足のMA20に沿って下がっていっていきました。損切りもMA20に追随させ利益ものびてきました。
ここで壁に激突!ピンクの水平線です。
レジサポラインになっていますね。こちらは日足のMA反発の流れにのっているので、1時間足のこの水平線などたやすく超えるのではないかと期待しています。
このラインを超えてくれれば利確ラインまでは目ぼしい抵抗帯がなくなるのですが、どうなるのでしょうか。頼みます!!
さげました。やりました。レジサポラインを一気にブレイク。
ここで私の脳裏には、とある不安が浮かびました。
急にさげたら急にあげることってありますよね。そういう習性が相場にはあるみたいなのです。
今回の直下高もV字の下げ部分になりうるでしょう。ここでわたしはトレードのプランを変えることにしました。
V字で含み益を失うぐらいなら、下げの波でいけるところまでいってやろうじゃないのと思ったのです。
MAが機能している時間足までおりていくと、そこは1分足でした。MA20が高値を食い止めていますね。
損切りもMA20の上かつ戻り高値の上になるように設定します。
一個前の損切りは画面には映らないほど遠く上の方でしたので、かなりタイトな損切り設定へと変更になりました。
下降の勢いは衰えることなく、1分足のMA20が機能し続けました。
私は2度損切りを移動し、どういうわけか1分足のMA20が上抜けされるのを待つようになりました。
私自身のポジションは利確目標まで到達しないと諦めがついていたのだと思います。
昔は神にもすがるような気持ちで、1分足で損切り設定しておきながら当初の利確目標まで到達することをいのるような調子のいいやつでした。
損切り後、当初の利確ラインにタッチしていました。もしかしたら利確されなかった可能性もあるのでまぁよしとします。まさに、振り返ってみると頭としっぽはくれてやる的トレードとなりました。
今回は43.1pips獲得となりました。
まとめ
- 絶好のエントリーポイントは反転しそうな材料の重複ポイント
- 反転しそうな材料は上位足の上に重ねていくこと
- FXは知識でカバーできる部分が多い
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