【FXあるある】チキン利食い/損切を克服するための考え方。トレードはこう捉える

【FXあるある】チキン利食い/損切を克服するための考え方。トレードはこう捉える

先日こんなお悩み相談が届きました。

今回は、この悩ましい問題の解決法をお伝えしていきます!

チキン利食い・チキン損切りとは

まずチキン利食い・チキン損切りとは何かを説明します。

  • チキン利食い:含み益が減ることにビビって利確決済してしまうこと
  • チキン損切り:含み損が膨らむことにビビって損切決済してしまうこと

いずれも、「今の状態より損はしたくない」という気持ちから起こる行為です。

チキン利食いやチキン損切りをすると、計画していたトレードを完遂できないことから資金が減っていくことが考えられます。

こたつ
こたつ

利確や損切をコントロールすることが大事だね

チキン利食い・チキン損切りを克服する大前提

まず目標を設定すべし

エントリーするに、利確ラインと損切ラインを決めておきましょう。

OCO注文で、自動で決済されるように設定しておくのがいいですね。

これの設定ができない人は、トレードの指針がない状態になります。

「ダイエットをするぞ〜」と意気込んでジムに入会する人と、「毎週月曜日は必ずジムに行くぞ」とジムに入会した人では、結果が違うことが推測できますよね。

あらかじめ決まりをつくるとトレードの成功率も高くなります。

基本的にはこの決まりを守って、初志貫徹でトレードすることが大事です。

が、決まりをつくっても手動で決済したくなることもありますよね。そのパターンについては次の項目でお話しします。

まずは利確と損切決め方のおさらいをしていきます。

損切の決め方

損切はエントリーの根拠が崩れるところに設定します。

下の画像は、青ポイントの安値から上昇していくという推測ができる場面でした。

この場合この安値を下回るとエントリー根拠がくずれたことになります。ですのでこの安値の下に損切を設定しました。

他によくある例だと、「MA反発でエントリーしたからMAの外側に損切を設定する」「水平線反発でエントリーしたから水平線の外側に設定する」という損切設定がありますね。

根拠が崩れるところに設定する、これを必ず意識するようにしましょう。

利確の決め方

利確は、進行方向の抵抗帯の手前に設定します。

下の画像だと、赤マークが行方を阻みそうだったので、その手前に利確を設定しました。

利確に関しては、トレードスタイルによって設定方法も大きく変わるところです。

「抵抗帯の手前に設定する」以外だと「MAをブレイクするまで保有すると決める」などなど、いろいろなやり方があります。

しかし、基本的にはどんなトレードスタイルでも抵抗帯を意識することでトレードの見通しがしやすくなります。

ファーストステップとして、抵抗帯の手前に損切を設定するのがお勧めです。

エントリーポイントの見つけ方はこの記事でお話ししてます

絶好のエントリーポイント 【FX中級者向け】絶好のエントリータイミングって実際のところ『重複ポイント』って話

目標を決めてもチキン決済が辞められない方は

利確や損切をあらかじめ設定しても、チキン利食い・チキン損切りをしてしまう人もいると思います。

今回の相談者も、利確・損切を設定したうえで、含み損が増えるのが耐えられないということでした。

それを改善するには、トレードに必要な考え方をインプットする必要があります。

トレードに行きすぎた期待をしていないか

損失が怖い人は、トレードがどういう仕組みのゲームかを理解していません。

実際にやってみてほしいゲームがあります。

20回コイントスをしてみましょう。コインが表なら2ポイント獲得。裏なら1ポイント剥奪です。

さあ、それでは20回目のトスが終了した時、あなたは何ポイント獲得しているでしょうか?最も可能性の高いポイント数を導いてから、実際にやってみましょう。

本当に勝ちたいあなたなら、この記事を読み終えたらすぐコインを投げてみることでしょう。

わたしは、これを実際にやってみて「FXトレードで勝つことがどういうことか」を本当に理解しました。

少なくとも、損失や利益のイメージも変わると思います。ぜひやってみてください。

こたつ
こたつ

トレードは負けて当然!

詳しい解説はこちらの記事で確認してください

FXで勝てない原因|負けトレーダーが勘違いしていること

大枠の流れを忘れていないか

こないだとあるトレードで51pipsを獲得したんですけど、その時の様子をごらんください。

青部分は含み損ゾーン赤部分は含み益ゾーンです。

およそ57時間のうち45時間以上はマイナスだったんですよ。しかも、一回含み益がマイナスになってるし…。

でも私はこのチャートを見て安心していました。なぜだと思いますか?

移動平均線が右肩上がりであった(事実1)し、エントリー根拠にしていた安値までは下げなかった(事実2)からです。

こうして大枠の流れを判断するための事実を列挙すると、損切する必要がないことを再確認することができます。

今はマイナスだけど、まだまだ上昇する可能性があるぞと信じていました。

こたつ
こたつ

数字を見ずにチャートをみよう!

チキン利食い・チキン決済でも許される場合がある

ここまでチキン決済を否定してきましたが、

過失や新情報に気がついた時は、チキン決済してもいいと思うんですよね。

たとえば下の画像をご覧ください。

予め設定した利確ラインまであと半分というところまでレートが上昇してきました。

ここで私はあることに気が付きました。

エントリー直前の高値でレートが上げとどまったこと、それに加えてMA100が近づいている、ということです。

エントリー前は、高値をかるくブレイクできると踏んでいたのですが、その見立ては外れていたんですね。

ですので、利確ラインを少しずらして……

エントリー直前の高値のちょい手前、MA100にタッチするぐらいに設定し直しました。

このように、見落としや見立ての誤り、新情報などに気がついた時は、利確も損切も変えていいと思います

こたつ
こたつ

変更に根拠があればいいんだね

トレードの構築のヒントはここで確認できます

わたしの鉄板トレード 保護中: 『私の鉄板トレード』を説明できますか?|FXトレードで勝てる人になるためには…

チキン利食い・チキン損切りの克服法まとめ

  • まずは利確と損切を決める
  • 損切されて当然という意識をもつ(コイントスしてね)
  • 数字ではなくチャートに注目し流れをおさえる
  • 根拠があれば、エントリー後に利確や損切を変えてもOK

ということで、チキン決済の克服法についてお送りしました。

ちょっとは改善の兆しをつかめたでしょうか?

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