今回は新型コロナウイルスと経済がテーマです。
コロナウイルスによって様々な方面でダメージが膨らみ、不安な日々を送らざるを得ない状況になっています。
FXのチャートにもその影響は反映されています。
そこで私は、今の様子を残しておくことが大切だと思いました。このブログはFXで勝つための方法を研究し共有するブログでもあるので、今後このようなパニックが起こった時に少しでもこの記事が参考になれば、と思い更新を決定しました。
決して不安を煽るような意図はございません。
できるだけ参考にした記事リンクも残しておきます。しかし、コロナ関係の記事はページが削除されがちでいつまでリンクが機能するかわかりません。
コロナウイルス関連の国内の報道の具合
コロナウイルス発見〜WHO「緊急事態宣言」まで
1月16日 国内感染者1人目
国内で初めて感染が確認されたとの報道が出る。武漢市への渡航歴あり。
参考 新型肺炎、国内で初確認…神奈川在住の中国人男性読売新聞オンラインメモ:記憶にあるような無いようなという印象。報道数は少なかった。
1月19日 中国で感染者数121人に 死者は3人
参考 新型コロナ感染 世界マップ日本経済新聞メモ:どこか他人事だったけれども知っていた気がする
1月24日 観光客がマスクを大量買い 国内感染者2人に
マスクの需要が観光客を中心に高まり始める
参考 「マスクあるだけ持ってきて」爆買いで売り切れも 大阪朝日新聞デジタル以後、表記する国内感染者数はチャーター便での帰国者やクルーズ船乗客を除くもの
参考 新型コロナウイルス感染者数の推移朝日新聞デジタルメモ:知らなかった。
1月26日 世界全体感染者数2014人 国内感染者4人
中国で爆発的に感染者が増える(中国の感染者数1975人)。世界全体死者数は56人(全て中国)になった。
メモ:関東スーパーには手ピカジェルやマスクが通常数陳列されており購入できた。
1月28日 渡航歴ない男性感染 国内感染者7人
国内初の武漢渡航歴のない感染が確認される。武漢からのツアー客を乗せていた運転手
参考 新型肺炎 国内で新たに2人感染確認 奈良在住男性は武漢渡航歴なし、人から人への感染か毎日新聞メモ:体感的にこのニュースから新型コロナウイルスの報道が増えていった印象。またTwitterで閉鎖された武漢市の様子が拡散される。高層マンションが立ち並ぶ一画に、「加油(頑張れ)」と掛け合う声が響き続ける動画。窓を開けて住民同士で鼓舞しているとのことだった。異様な動画に日本人も心を痛めていた。しかし、この動画を見て緊張感が高まるというよりかは、どこかまだ他人事でエールを送りたいという気持ちだったと今では思う。
1月29日 武漢からのチャーター機1便羽田到着 国内感染者8人
206人を乗せた政府チャーター機が羽田に到着。
参考 湖北省に在留する方々の帰国のためのチャーター便の武漢出発外務省メモ:この報道もよく目にした。中国からの観光客に規制がされないことに不満を募らせる人も多かった。
1月31日 国内感染者17人 WHO「緊急事態」宣言
世界全体感染者数9826人 世界全体死者数213人になる。
参考 中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎に関する世界保健機関(WHO)の緊急事態宣言厚生労働省メモ:「マスクはお一人様1つまで」という張り紙をいろんな店でみた。100均でも見かけて、マスクを売っていたことを初めて知った。でもマスクはどこにも残っていなかった。高額転売もされていたが、取り締まれない模様。世界各国の企業が中国へ社員を派遣することを中止しはじめる。航空会社に損害大。
国内海外感染者増〜経済打撃まで
2月3日 クルーズ船横浜に帰港 国内感染者数20人
横浜港に帰港したクルーズ船には乗員乗客含めて3711人が乗船していた。乗船者に対し検疫が始まる。
参考 現場からの概況:ダイアモンドプリンセス号におけるCOVID-19症例NIID 国立感染症研究所メモ:この様子は連日報道され、次第に国内の様子もピリピリしていく。
また中国の死者が362人に及び、SARSの中国本土での死者数を越えた。
2月8日 WHO 世界的なマスク不足警告 国内感染者数25人
世界全体感染者数34886人 世界全体死者数724人に達した
参考 新型ウイルス WHO「医療用マスク買い占めないで」NHK NEWS WEBメモ:この後ちらほら医療機関関係者や消防隊員が備品のマスクを盗み転売していたというニュースがあり。マスクが減ってもバレずにすぐに補充できるという認識の時に盗んだのかな。職員会議を開き名乗り出たとのこと。こういう時に判断を誤って日常を失うというのは避けたいなと思う。
2月9日 中国で803人死亡
SARSの世界全体の死者数774人を上回る
参考 新型肺炎の死者、中国本土で811人 SARS超え日本経済新聞メモ:WHOはSARSより危なくないって言ってたはずなのに、、と不信感が募る。
2月12日 チャーター機1便の滞在者帰宅 国内感染者数28人
宿泊施設に滞在していた帰国者が、再検査を受け陰線が認められ帰宅が始まる。
なおチャーター機は5便で区切りとなり、5便の帰国者も3月2日に帰路についた。
参考 チャーター機第1便の帰国者 一部の人たちが帰宅の途にNHK NEWS WEB 参考 新型ウイルス チャーター機第5便で帰国の63人全員陰性 帰宅へNHK NEWS WEB2月13日 国内初の死者 国内感染者数33人
世界全体感染者数59334人 世界全体死者数1262人
参考 新型肺炎、国内初の死者 神奈川県の80代女性日本経済新聞メモ:危機感高まる。
2月19日 クルーズ船乗客の下船始まる 国内感染者数84人
検温・問診をパスした人が下船する。なお22日には970人の帰宅が完了。クルーズ船内での感染者数は634人でうち日本人は270人。
参考 クルーズ船乗客の下船完了…3日間で計970人帰宅読売新聞オンラインメモ:ペットや家族に会えて嬉しいのではないかと思った。ただ、完全に隔離されるわけではないので下船者たちも周囲のものも生活しにくそう。
2月20日 クルーズ船乗客の感染者2人死亡 国内感染者数93人
参考 クルーズ船乗客、80代の2人死亡 職員2人新たに感染朝日新聞 DIGITAL2月23日 クルーズ船で下船の女性新型発症 国内感染者数144人
世界全体感染者数78684人 世界全体死者数2454人
その後各地でクルーズ船で下船した人がコロナウイルスを発症した。
2月25日 NY株1031ドル急落 国内感染者数164人
日経平均 1000円越えの急落 世界株安が連鎖
参考 NYダウ1031ドル急落、世界株安連鎖 感染拡大に身構え日本経済新聞 参考 東証、一時1000円超安 新型コロナ感染拡大懸念毎日新聞メモ:下がる時は急
広がる経済ダメージ〜対策まで
2月26日 イベントやコンサートの中止増 国内感染者数186人
無観客ライブなども増え、経済停滞。
また、電通社員の感染が確認されたことで電通がリモートワークを始める。
他の会社でもちらほらリモートワークに切り替える動きあり。
メモ:キャンセル客によって破産する宿泊施設もあり。イベント運営側や施設側から救済措置を求める声増。リモートワークも増えていき、在宅でも仕事まわせんじゃんとの声も有り。
2月27日 全国の小中高に休校要請2日から
参考 首相、全国の小中高校に3月2日からの臨時休校を要請朝日新聞 DIGITAL「生産元の中国がトイレットペーパーやティッシペーパーを生産していないので品薄になる」というツイートが拡散される。
メモ:非常勤講師や保護者の不安高まる。トイレットペーパーやティッシュは品薄となった。デマだと分かっていても買う人いた。
2月29日 WHO世界リスク「非常に高い」に 国内感染者数239人
世界全体感染者数85413人 世界全体死者数2906人
従来の「高い」から引き上げ
参考 WHO、世界的リスクを「Very High」に引き上げ日経メディカル3月2日 日銀 潤沢な資金供給に努めていく 国内感染者数268人
日銀談話発表後、日経平均株価買いが優勢となる
参考 日銀総裁「潤沢な資金供給に努める」 異例の談話日本経済新聞3月4日 米緊急利下げ発表するが 国内感染者数284人
利下げ発表後も米株式相場は大幅に反落
参考 FRB緊急利下げ後の米株安響く 円高も重荷日本経済新聞メモ:世界全体感染者数90705人 世界全体死者数3074人(3月3日)
FXチャートとコロナウイルスの関係
日本でコロナウイルスの報道が過熱し始めた1月の終わりでも、ドル円チャートを含め他の通貨ペアも通常運行と言った様子でした。
リスクオフの流れがいつくるのか、もはや来ないのかと考えた人もいるのではないでしょうか?
しかし、実際には円高になりリスクオフの流れは訪れたのでしょう。
市場の見通しが明るい時、投資家たちは積極的にリスクをとってリターンを求めます。この状態をリスクオンと言います。リスクオンの時には新興国通貨や高金利通貨が買われやすくなります。
逆に市場の見通しが不明瞭な時、投資家たちはリスクを回避し安全と思われる資産に資金を移動します。この状態がリスクオフです。リスクオフの時には価値が安定している通貨や低金利通貨が買われやすくなります。日本円は低金利通貨なので買われやすくなり円高になります。
世界各地でコロナはやばい! 経済が停滞している! と危機感が増えた時、リスクオフの流れになりますね。
危機感が蔓延したのがいつだったのかを探りつつ
コロナウイルスの拡大の様子とともにドル円日足チャートの動きを追ってみましょう。
感染者数は以下のサイトを参考にしました。
参考 新型コロナ感染 世界マップ日本経済新聞1/31 日本ではマスクがどこに行っても品切れの状態でしたね。そこからドルは価格を上げていきます。
2/20 中国とクルーズ船の感染者を除く世界各地での感染者数が559人となりました。
この頃になるとアジア圏内に収まらず世界的な感染が確認されました。
そして2/20に記録した高値からコロナショックとも呼ばれる下落が開始します。
(世界に危機感が蔓延したのがこのあたりということなのでしょうか)
ここでテクニカル的な分析もしてみましょう。
やはりなんと言っても下落前の爆上げが印象的でしたね。
トレンドラインブレイク後、112.21円まで上昇しました。
そこから3月2日の朝方まで下落は続き、107.38円をマークしました。
4.83円の下落幅です。
暴騰の後は暴落もありますので、テクニカル的な節目とリスクオフの勢いが一致してしまったような印象を受けます。実際に私はリスクオフのことなど考えずに暴落前に売りでエントリーしました。
「価格は全ての事象を織り込む」byチャールズ・ダウ
この言葉が思い出されます。
3月2日 異例の日銀総裁の談話が発表
「潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく」by 黒田総裁
参考 日銀総裁が談話 “市場に対し潤沢な資金供給に乗り出す”NHK NEWS WEBこの日銀総裁の談話が出されるのは2016年6月のEUの離脱云々問題の時以来です。ちなみにその時のドル円チャートはというと、
26円の下落って・・。
この下落の最安値をつけた月に日銀総裁は談話を出しています。
こたつ
この談話後ドル円ちょいと上げました。
3月3日 米FRBが緊急利下げを発表
FRBの緊急利下げはリーマンショックぶり
しかし、
現在下落の流れを変えるには至っていません。
今後トレーダーがすべきこと
日常生活に支障はきたしていると思いますが、相場の動き方の本質はいつもと変わりません。
「どうなるかわからない」
私たちトレーダーはいつだってその状態でトレードしてきましたね。
特に慌てることなく、自分の勝てそうな場面でのみ勝負すればいいと思います。
勝てなさそうなら勝負しない。これも今に始まったことでもないです。
ということで、できることをできる限り続けていきましょう。